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致死率100%の 怖い猫の病気「FIP 猫伝染性腹膜炎」

昨年、捕獲作戦の中で保護した子猫(サビ姉妹)当時2ケ月ぐらい

最初はかなりのシャーシャ―で手が付けれない状態の2匹でしたが

メンバーの献身的なお世話で人にも慣れて、とても可愛くなりました。

サビ柄ということもあり、なかなか里親が見つからず、譲渡会にも参加しましたが

ずっとのおうちは見つからなかった。しかし昨年の12月には姉妹の1匹の桜に

里親さんが見つかり家族の仲間にしてもらった。もう1匹の杏子にも1月末には

ずっとのおうちが見つかりほっとしていました。すでに生後8か月になっていました。

預かりボランティアさんから1/14に連絡があり、ご飯を食べないので病院に連れて

行きたいとのことでしたので、里親さんにお引き渡しになる前に私が面倒を見ようと

思っていましたから、私が預かり病院に連れて行くといい預かりました。

翌朝、一番で病院に連れて行き、愕然とし、頭が真っ白になりました。

院長先生から言われた病名は「FIP」昨年同じ病気で亡くなった子を知っていましたので

その病名は

かなり私自身が調べてこの病気の怖さを知っていたからです。致死率100%

その事が直ぐに頭によぎりました。どうしよう~その場で涙があふれ

どう帰って来たかわからない状態で家に帰ってきました。もう時間がないし

考える余地もないと思い、日本で未承認の薬「ムテイアン」を取り扱っている病院が

千葉県に1件あることを知り病院に電話しました。1/16午後4時の予約で急いで

2時間の道のりを車で走らせ、病院に着き直ぐに検査をしていただきました。

FIPのウエットタイプであろうということで、緊急を要することでしたので「ムティアン」

をその夜から開始しました。40℃あった熱が翌朝には38.8℃に下がりはじめ、薬が効いたと

思っていました。ご飯も水も自力では摂れない状態はずっとでした。最後の力を振り絞って抱っこをせがみました。できる限り抱っこし腹水で苦しかったであろう呼吸も本当に苦しそうでした。2日目の夜もムティアンの大きなカプセルを飲ませるのに

娘と2人がかりでした。喉に薬が張り付いたらいけないので急いで口の中にシリンジで水を入れるのですが1個は失敗し 再投与することになってしまいました。

18日の朝には検温と体重測定し熱も体重も前日と変わらなかった。朝から何となく

呼吸が乱れ苦しそうだった。出来る限り1日中抱っこし、お尻をポンポンしながら歌を

歌たりしていました。その日の夜9時に杏子の苦しそうだった呼吸が止まっていました。まだ体は温かく杏子 杏子と何回も名前を呼びましたが、もう返っては来ませんでした。FIPと診断を受けてから3日目でした。

助かるすべがあるなら助けてあげたい!との思いで高額な薬でも助けたいと思っていました。私が泣いて活動を止める事は杏子は喜ばないと思い、1日だけ杏子の亡骸を抱き杏子とお別れしました。虹の橋を渡った杏子は本当に安らかで優しいお顔でした。多くの人の激励と応援ありがとうございました。





 
 
 

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